「在宅ワークにすると、年収が下がるんじゃない?」
「いやいや、在宅ワークって稼げるらしいよ」
これ、どちらも聞いたことがありませんか?
世の中には「在宅ワーク=年収が低い」というイメージと、「在宅ワーク=実は稼げる」という真逆のイメージの両方が存在します。どちらも極端ですが、実態はもう少し複雑です。
この記事では、在宅ワークの年収について、世間のデータとフルリモートで働く当社のリアルな給与事情の両方から向き合っていきます。
| この記事でわかること: ・在宅ワークの年収を世間のデータから見る ・当社のリアルな給与事情 ・年収を下げないためにできること |
あ、ひとつだけ、ここで予言しておきます。
あなたがこの記事を読み終わるころには、「在宅ワークだから年収が下がる」とは言いきれなくなっているはずです。
在宅ワークの年収は低い?世間のデータを調査
「年収が下がる」と「実は稼げる」、どちらの噂を信じればいいのでしょうか。
ここでは、主観やイメージではなく、調査データから在宅ワークの収入事情を確認してみましょう。
世間のデータで見る在宅ワーカーの年収
厚生労働省が委託して実施した「在宅就業調査報告書(平成24年度)」(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)による、在宅ワークによる1ヶ月あたりの手取り月収の結果は次の通りです。
- 5万円以下:27.7%
- 6〜9万円:18.0%
- 10〜19万円:18.5%
このうち、月収9万円以下の人を合計すると45.7%にのぼります。
月収の数字なので、単純に12倍して年収のイメージに換算してみましょう。月収5万円以下なら年収60万円以下、月収9万円以下なら年収108万円以下という水準になります。
数字だけを見ると「在宅ワークって、やっぱり収入が低いのでは?」と思うかもしれません。実際、私も最初にこの数字を見たときは、思わず二度見してしまいました。
ただし、この調査は平成24年度のもので、現在から見るとかなり古いデータです。さらに、ここでいう「在宅ワーク」には、内職的な仕事やスキマ時間の副業として行う人も含まれています。
つまり、フルタイムで働く正社員の年収を示したデータではありません。
在宅ワークとひとくくりにしても、正社員なのか、パート・アルバイトなのか、副業なのか、業務委託なのかによって、収入は大きく変わります。
正社員の平均年収は?
では、正社員としてフルリモートで働く場合はどうでしょうか。
国税庁調査(令和6年分)によると、正社員(正職員)の平均給与は478万円です。
年収を考えるうえで重要なのは、「在宅か出社か」だけではなく、「どんな雇用形態で、どんな仕事をするのか」なのでは無いかと私は考えます。
年収が下がる人・下がらない人を分けるもの
在宅ワークで年収が下がりやすいのは、主に次のようなケースです。
- 業務委託・フリーランス契約に切り替えて、社会保険や賞与がなくなった
- 時給制のパート・アルバイト型の在宅ワークを選んだ
- 「未経験でもOK」を強調する求人で、スキル要件が緩い分、単価も低い
一方で、正社員・契約社員として在宅ワークを導入している企業に転職した場合は、年収が大きく下がるとは限りません。
「在宅ワーク」は、言葉ひとつでひとくくりにできるほど、単純ではないのです。
さらに、年収の分かれ道になるのは「雇用形態」だけではありません。もう一つ大きいのが「評価の仕組み」です。
在宅ワークは、上司が横にいて頑張りを見てくれるわけではありません。プロセスではなく成果で評価される会社を選べるかどうかが、結果的に年収にも直結します。
逆に言えば、成果を出しているのに「なんとなく評価されない」会社にいる場合、在宅・出社にかかわらず年収は伸びづらいということでもあります。
「見てもらえないから評価されない」のではなく、「見なくても評価できる仕組みがあるかどうか」が分かれ目なのだと思います。
Daiのリアルな給与は?ノルマなしの実態
ここからは、当社の話をします。当社は完全フルリモートの組織で、京都本社・東京オフィスへ通勤しているメンバーは現在ゼロです。
「フルリモート=給与が安い」というイメージを持たれることもありますが、実際の給与はどうなっているのでしょうか。
ここでは、当社の給与事情を正直に紹介します。
インサイドセールスなど実際の給与レンジ
例えば、当社のインサイドセールス職の求人では、契約社員スタートで月給24万円以上(想定月間所定労働時間160時間)としています。この中には、自宅での業務を支えるコーラルワーク手当(10,000円/月)と通信手当(5,000円/月)が最初から含まれています。
入社後6ヶ月が経過した段階で、原則として正社員へ登用され、正社員登用後は年2回の賞与(1.5ヶ月分×2回)が支給される仕組みです。
さらに、全社員向けに次の月次補助を用意しています。
- 文化・教養費(月1万円)
- 図書費(月1万円)
- 健康促進費(月3,000円)
- お菓子代(月2,500円)
個人的には図書費とお菓子代がうれしいですね。
さらに、個人の状況に応じた奨学金返済支援制度も用意しています。
どうでしょう。数字だけを見ても、在宅だからといって安く抑えているような給与体系ではないことが伝わるのではないでしょうか。
ノルマがないのに給与が成立する理由
当社には、実はノルマがありません。
こう言うと、「ノルマがないのに、どうして給与が成立するのか」と聞かれることもあります。
答えはシンプルで、お客様の課題を正しく理解し、本当に合った提案をすることで、無理に売り込まなくても契約が続き、解約されにくいからです。
目先の契約数を追わせて疲弊させるより、一件一件との関係を長く保つほうが、結果的に安定した売上につながる。当社の給与は、その積み重ねの上に成り立っています。
年収を下げないために、今からできること
ここまで、年収を左右するのは「在宅か出社か」だけではなく、「雇用形態」や「評価の仕組み」も大きいということを見てきました。
では、その年収を下げないためにはどうすればいいのか。これは会社選びだけでなく、自分自身の働き方にも目を向ける必要があります。
自律して成果にコミットする姿勢
在宅ワークで年収を維持・向上させるために一番大事なのは、実は特別なスキルよりも「自律して成果にコミットする意識」だと感じています。
誰も見ていない環境だからこそ、自分で自分にノルマを課し、結果で語れるようにしておく。これは口で言うほど簡単ではありませんが、身につけば在宅・出社を問わず評価される力になります。
最初のうちは戸惑うかもしれませんが、慣れてくると、むしろ自分のペースで成果を出せることに心地よさを感じるようになるはずです。
会社選びで見るべきポイント
フルリモートの求人を探すときは、単に「在宅勤務OK」と書いてあるかだけを見るのではなく、次のようなポイントも確認してみてください。
- 評価基準が勤務態度ではなく成果に基づいているか
- 手当・福利厚生が在宅勤務のコストをきちんとカバーしているか
- 正社員登用や昇給の基準が明確になっているか
- 給与に関する質問に、面接の段階で正直に答えてくれるか
これらが曖昧なまま「フルリモートです」とだけ謳っている求人には、少し注意が必要かもしれません。
実際にどのような待遇で、どのように評価されるのか。求人票の文字だけでは見えてこない部分も多いので、面接や説明会の場で遠慮せず質問してみることをおすすめします。
まとめ|在宅ワークの年収は場所ではなく働き方が決める
「在宅ワーク=年収が低い」というイメージは、世間のデータを見ても、当社の実例を見ても、必ずしも正しいとは言えません。
年収を左右するのは働く場所そのものではなく、雇用形態や評価の仕組み、そして給与についてどれだけ正直に話し合える関係を築けるかです。
当社では、コーラルワークという独自の働き方のもと、場所にとらわれず自律して成果を出せる仲間を求めています。この記事を読んで「自分に合っているかもしれない」と感じた方は、ぜひ求人ページをのぞいてみてください。
そういえば、最初にした予言を覚えていますか?
「在宅ワークだから年収は下がる」。
少なくとも、当社には当てはまりません。
在宅でも、年収を妥協しない。そんな働き方を選びたい方と、ご一緒できることを楽しみにしています。
