コロナ禍を機に在宅勤務(テレワーク)が急速に普及し、通勤ストレスから解放された人が多くいる一方で、「なぜか気分が落ち込む」「やる気が出ない」「常に不安感がある」と悩む人が増えています。
「家で働いているだけなのに、なぜこんなに心が疲れるんだろう…」
そう感じるのは、あなたの心が弱いからではありません。
厚生労働省の公式調査(テレワークの労務管理等に関する総合実態調査 報告書)においても、テレワークで不安やストレスを感じる大きな原因として「労働時間の管理」や「コミュニケーションの不足」が明確に挙げられています。
家というプライベートな空間で成果を出しつつ、心の健康を保つには「在宅勤務ならではの仕組み作り」が不可欠です。本記事では、公的データに基づく原因分析から、今日から即実践できるメンタル維持のコツ5選、そしてコーラルワーク(フルリモートを含む働き方)を実践する株式会社Daiの取り組みまで詳しく解説します!
1. 在宅勤務でメンタルが疲れてしまう3つの原因(公的データ参照)

なぜ、会社へ通勤せず家にいるだけなのに心が疲れてしまうのでしょうか。公的機関のデータや医学的な知見から紐解くと、主な原因は以下の3つに集約されます。
① 仕事とプライベートの境界線が曖昧になる
通勤がない在宅勤務では、ベッドから起きてすぐに仕事を始めたり、終業後もダラダラとパソコンを開き続けたりしがちです。
これにより、脳が「休憩モード」と「仕事モード」を切り替えられず、自律神経の交感神経(緊張状態)が優位になり続けてしまいます。結果として、ONとOFFの境目が消え、常に仕事のプレッシャーに追われている感覚に陥るのです。
② 孤独感による不安が大きくなる
オフィス出社であれば自然に発生していた「ちょっとした雑談」「すれ違いざまの挨拶」「ちょっとした業務の口頭相談」が、在宅勤務ではゼロになります。
厚生労働省の『テレワークにおけるメンタルヘルス対策のための手引き』でも、以下のように指摘されています。
「テレワークでは、周囲に上司や同僚がいない環境で働くことになるため、労働者が上司等とコミュニケーションを取りにくく、上司等が労働者の心身の変調に気づきにくいという状況が多く起こりえます。」
(参照:厚生労働省 テレワークでのメンタルヘルス対策について)
テキストだけのやり取りが増えると、対面よりも相手の感情やニュアンスが分からなくなり、文章を必要以上にネガティブ(怒られている・評価されていないなど)に捉えやすくなってしまいます。
③ 圧倒的な運動不足と日光不足
家から一歩も出ない生活が続くと、脳内の神経伝達物質「セロトニン(幸福ホルモン)」の分泌が著しく低下します。
セロトニンは精神の安定や自律神経の調整に不可欠な物質ですが、主に「朝の太陽光を浴びる」「リズム運動(歩行など)をする」ことによって作られます。外出しない生活は、科学的・生理学的にもメンタルを悪化させる大きな原因となっているのです。
2. 在宅勤務のメンタル維持をする6つのコツ

無理なく簡単に実践できる、メンタル維持の具体的なステップと効果を解説します。
1. 朝起きたら「仕事着」に着替えて散歩する
パジャマや部屋着のまま仕事を始めると、脳が「休日の延長」だと勘違いし、集中力もリセットされません。
- 実践ステップ:
- 起床したら、外出できる服(シャツやチノパン、整った私服など)に着替える。
- 始業前の5〜10分間、自宅の近所を軽く散歩する。
- 効果: 散歩を「擬似通勤」とすることで、脳に「これから仕事だ」という物理的なスイッチを入れられます。また、朝の太陽光を浴びることでセロトニンが合成され、夜の睡眠の質を高めるメラトニンの原料にもなります。
当社では、アサカイ(朝に各部で行われるミーティング)に散歩しながら参加してもOKなので、涼しい時期には散歩しながら参加しているメンバーもいます。
2. スケジュールに「退勤時間」を組み込む
在宅勤務では「キリが良いところまで…」とダラダラ残業が長引き、プライベート時間が侵食されがちです。
- 実践ステップ:
- カレンダーアプリ(Googleカレンダー等)に「18:00 退勤」とあらかじめ予定を入れておく。
- 終了時刻の15分前にアラームを鳴らし、業務の片付けやタスク整理を始める。
- 終業後はパソコンを完全に閉じ、視界に入らない場所(棚やカバンの中)に片付ける。
- 効果: 物理的に仕事の道具を視界から消すことで、脳に強力な「オフの切り替え」を発生させ、心身を強制的にリラックスモードへ誘導できます。
3. チャットツールで「意識的な雑談」を増やす
業務連絡だけの冷たいやり取りは、孤立感と精神的ストレスを加速させます。
- 実践ステップ:
- チャット(SlackやTeamsなど)で「おはようございます。今日は天気が良いですね」「今日のお昼はラーメンにします!」など、一言挨拶や雑談を添えてみる。
- チーム内で「10分間だけの雑談タイム(オンラインお茶会)」や雑談チャンネルの設置を提案してみる。
- 効果: 他者との日常的なつながりを感じることで心理的安全性が生まれ、テキストコミュニケーションによる誤解や「見捨てられ不安」を大幅に減らすことができます。
4. 働く場所と休む場所を物理的に分ける
ワンルームなどでスペースが限られていても、空間のゾーン分けを行うことが大切です。
- 実践ステップ:
- 「ベッドの上では絶対に仕事をしない」と固くルールを決める。
- 作業は必ず仕事用のデスクと椅子で行う。
- スペースがない場合は、仕事中だけ特定のデスクライトを点灯させたり、折りたたみパーテーションを立てたりして、視覚的に空間を切り替える。
- 効果: 脳に「この場所=集中する場所」「あの場所=休む場所」と明確に認識させることができ、睡眠障害や慢性的な疲労感の予防につながります。
5. 休憩時間は「画面」から完全に離れる
昼休憩中もスマホでSNSを見たり、デスクでYouTubeを観たりしていませんか?これでは眼精疲労と脳の過密状態が続き、精神が休まりません。
- 実践ステップ:
- 昼食時はパソコンの電源をオフにするか、画面を閉じる。
- 休憩時間はスマホを別の部屋に置き、目を閉じて深呼吸をする。
- 首や肩のストレッチを行い、デスクワークで凝り固まった筋肉をほぐす。
- 効果: 「デジタルデトックス」を短時間でも行うことで、副交感神経が優位になり、午後の集中力とメンタル状態が著しく改善します。
6. 在宅勤務ならではの癒し
こちらは、当社の社員の意見から紹介する、在宅勤務ならではのメンタル維持のコツです。
- 実践ステップ:
1. 家にペット(ワンコやインコなど)がいる場合、見つめ合う
2. ペットに話しかける - 効果:社内メンバーから、実際に在宅勤務でのメンタル維持につながると複数の声を頂戴しました。
3. 逆のリアル:「在宅勤務だからこそ、メンタルが救われた」当社の社員の例
ここまで「メンタル低下の予防策」をお伝えしてきましたが、視点を変えてみましょう。 実は、在宅勤務という働き方のおかげで「心を健康に保てている」「働くことを諦めずに済んだ」という人たちもたくさんいます。
この差は「向き不向き」ではなく、「個人の暮らしや大切にしたいもの」を肯定する会社の環境とカルチャーがあるかどうかにあるのでは無いかと考えています。
株式会社Dai(コーラルワーク・完全フルリモートを実践)の社員のリアルな事例をご紹介します。
💡 事例1:子育てと仕事の両立「こっしーさん達は働くことを諦めないで済んだ」
オフィス出社が前提の環境では、「子どもの急な発熱」「保育園のお迎え」「家事との両立」に追い詰められ、離職やキャリアの中断を余儀なくされるケースが少なくありません。
こっしーさんは記事でもお話を頂いており、何名かの社員からは、「自宅にいながら仕事ができるからこそ、子育てをしながらでも働くことを諦めずに済んだ」という声も上がっています。
通勤時間がゼロになることで生まれた時間的・精神的なゆとりが、心の安定と「仕事へのやりがい」を両立させています。
💡 事例2:トングさんの「保護犬との暮らし」がもたらす心の豊かさ
Daiのメンバーであるトングさんは、こちらの記事でも紹介していますが、引き取った保護犬と一緒に暮らしながらフルリモートで働いています。
保護犬のケアや日常のお世話を自宅でしっかり行いつつ、ふとした時に愛犬の存在を感じられる環境は、大きな癒やしとメンタル維持につながっています。単に「家で作業する」のではなく、「自分の大切な家族(ペット)との時間を守りながら成果を出す」という働き方が、心の健康を強く支えています。
💡 事例3:私、あちきばいけの場合
私は国際結婚していることもあり、海外に滞在することが多いです。それこそ、今もキルギスに滞在しながらこうして記事を書いています。そんな私がメンタル面含めて最も恩恵受けてるのでは無いか?とすら感じます。
4. 会社全体で「コーラルワーク(フルリモートを含む働き方)」を実践するDaiの取り組み
メンタル維持には個人の工夫も大切ですが、「会社がどのようなリモートワーク環境や体制を整えているか」も非常に重要な要素です。
BtoB向けECサイト「Bカート」を展開する当社では、単に「家で働ける」というレベルを超えた、独自のフルリモートワーク制度「コーラルワーク」を実践しています。
株式会社Daiが実践する「コーラルワーク」とは?
コーラルワークとは、当社が実践する働き方、そこから生まれる精神的なものなどの総体を指すものであり、具体的に決まった説明があるものでは無いです。以下ではその一部を紹介します。
- 日本全国どこからでも働ける完全フルリモート:居住地に縛られず、地方在住のメンバーもそれぞれのライフスタイルに合わせて自律して働いています。
- 「テキスト」と「対話」を組み合わせた温かいコミュニケーション:リモート特有の「孤独感」や「冷たさ」を排除するため、日々の細やかな情報共有(Slackでの『テレメシ』投稿や雑談文化)や、オンラインでもお互いの人柄が伝わるフラットな組織文化を大切にしています。
- 成果と自律を両立させる柔軟な環境:マイクロマネジメントではなく、信頼をベースにした評価制度。自分で仕事とプライベートのバランスをコントロールしやすい環境が整っています。
- バーチャルオフィスツールを使用:Daiではバーチャルオフィスツールでいつでもすぐに顔を見て話せる環境があるので、孤独感を感じにくい対策になっています。
- 各種社内イベントを開催:特定の日時に、バーチャルオフィスツール上で互いの顔を見ながら、体操タイムやコーヒーブレイクやランチ会などを開催しています。
5. あなたの居場所はここかもしれません
株式会社Daiでは、現在、事業拡大に伴いインサイドセールスやカスタマーサポート職などを中心に、全国から新しい仲間を募集しています。
「リモートワークでもチームとの繋がりを感じながら働きたい」
「仕事もプライベートも妥協せず、自律した働き方を手に入れたい」
という方は、ぜひ一度、株式会社Daiの採用情報を覗いてみてください。あなたの経験やスキルを、日本全国どこからでも活かせるチャンスが待っています!

