「リモートワーク」と「テレワーク」。
どちらも会社から離れた場所で働くときに使われる言葉ですが、何が違うのでしょうか。
意味を調べてみると、少し違う。でも、実際の働き方を想像すると、なんだか同じようにも見えます。
そこで今回は、「リモートワークさん」と「テレワークさん」という2人に登場してもらい、同じ日に働いてもらうことにしました。
働く場所は?打ち合わせは?会社には行く?
2人の働き方を比べながら、リモートワークとテレワークの違いを考えてみましょう。
リモートワークさんとテレワークさん、今日はどう働く?
まずは、2人がどんな一日を過ごすのか見てみましょう。同じ日の朝、それぞれに同じ質問をしてみます。
今日、どこで働きますか?
リモートワークさん:「今日は自宅で働きます」
テレワークさん:「私も自宅です」
どうやら、今日は2人とも会社へは行かず、自宅で仕事をするようです。
では、仕事の進め方は違うのでしょうか。
打ち合わせはどうしますか?
リモートワークさん:「オンラインで参加します」
テレワークさん:「私もオンラインです」
ここも同じです。
2人とも離れた場所にいる同僚と、オンラインでコミュニケーションを取りながら仕事を進めます。
仕事に必要なものは?
リモートワークさん:「パソコンとインターネット環境です」
テレワークさん:「私もです」
働く場所、打ち合わせの方法、仕事に必要な環境まで同じ。
ここまで比べてみましたが、2人の働き方にこれといった違いは見つかりませんでした。
では、なぜ「リモートワーク」と「テレワーク」という2つの言葉があるのでしょうか。
今度は、それぞれの言葉の意味から違いを探してみましょう。
なぜ違いが見つからない?リモートワークとテレワークの意味
リモートワークとテレワークは、言葉の定義や使われ方には違いがあるものの、実際には重なる部分が多い働き方です。
では、それぞれの言葉にはどのような意味があるのでしょうか。
テレワークは公的にも使われている言葉
テレワークは、「tele(離れて)」と「work(仕事)」を組み合わせた言葉です。
厚生労働省では、テレワークを「ICT(情報通信技術)を活用した時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方」としています。
参照元:厚生労働省「テレワーク総合ポータル|テレワークとは」
また、テレワークは働く場所によって以下の3つにわけられます。
- 自宅で仕事をする「在宅勤務」
- 本拠地以外の施設で働く「サテライトオフィス勤務」
- 移動中や出先などで働く「モバイル勤務」
つまり、テレワーク=自宅で働くことだけを指すわけではありません。オフィスから離れ、ICTを使って仕事をするさまざまな働き方を含んだ言葉です。
リモートワークには統一された定義がない
一方のリモートワークは、「remote(遠隔の)」と「work(仕事)」を組み合わせた言葉です。
テレワークのような公的に統一された定義はありませんが、一般的にはオフィスから離れた場所で仕事をする働き方を指します。
企業や求人情報などでも「リモートワーク」「フルリモート」「リモート可」といった表現を目にすることがあります。
つまり、リモートワークとテレワークの違いを整理すると、以下のとおりです。
| リモートワーク | テレワーク | |
| 意味 | オフィスから離れて働くこと | ICTを活用して時間や場所を有効に使う働き方 |
| 公的な定義 | 統一された定義はない | あり |
| よく使われる場面 | 求人・企業など | 官公庁・企業など |
こうして比べると、言葉としてはまったく同じではありません。
一方で、どちらもオフィスから離れた場所で仕事をする働き方として使われるため、実際の仕事では重なる部分があります。
だからこそ、先ほどのリモートワークさんとテレワークさんも、よく似た一日を過ごしていたのです。
では、2人の「会社」を変えてみたらどうなる?
ここまで見てきたリモートワークさんとテレワークさんは、働く場所も仕事の進め方もよく似ていました。
では今度は、2人が働く「会社」の条件を変えてみましょう。
※以下は、働き方の違いをわかりやすくするための架空の例です。
リモートワークさんの会社
リモートワークさんが働く会社では、基本的に自宅で仕事をします。
出社するのは必要なときだけ。
業務はオンラインで完結でき、勤務中の中抜けも可能です。
そのため、朝から夕方まで自宅で仕事をしながら、必要に応じて私用のために一時的に仕事を離れることもできます。
テレワークさんの会社
一方、テレワークさんが働く会社では、週2日の出社が決められています。
在宅勤務ができる曜日も決まっていて、勤務時間は固定です。
今日は自宅で仕事をしていても、明日は電車に乗って会社へ向かうかもしれません。
最初に比べたときにはよく似た働き方をしていた2人ですが、今度は一日の過ごし方に違いが出てきました。
2人の違いを生んだのは「呼び方」ではなく会社だった
ここで注意したいのは、「リモートワークのほうが自由」「テレワークは出社が必要」という意味ではないことです。
今回設定した会社を2人で入れ替えれば、働き方もそのまま逆になります。
リモートワークやテレワークという呼び方だけで、出社頻度や勤務時間、働く場所の自由度まで決まるわけではありません。
つまり、2人の働き方に違いが生まれた理由は「リモートワークさんだから」「テレワークさんだから」ではなく、働いている会社のルールが違ったからです。
「リモートワークか、テレワークか」。
2つの言葉の違いがわかったら、その先にある「実際にどんな働き方ができる会社なのか」にも目を向けてみましょう。
「なんて呼ぶか」より「どう働くか」を見てみよう
リモートワークとテレワークの違いがわかると、求人を探すときにも「どちらの言葉で探せばいいんだろう?」と考えるかもしれません。
でも、その前に一度、自分がどんな一日を送りたいのか想像してみましょう。
たとえば、毎日自宅で働きたい人もいれば、ときどきなら会社へ行きたい人もいます。
「朝から夕方まで決まった時間に働きたい」という人もいれば、「用事がある日は途中で少し仕事を抜けられるとうれしい」という人もいるでしょう。
住んでいる場所によっては、「そもそも会社へ通勤できる距離ではない」ということもあります。
同じ「オフィスから離れて働きたい」でも、思い描いている一日は人それぞれです。
だからこそ、「リモートワークかテレワークか」だけで仕事を探すのではなく、そこで働く自分の一日を想像してみることが大切です。
では、Daiで2人が働いたら?
ここまで、「リモートワークさん」と「テレワークさん」の働き方を比べてきました。
では最後に、2人が株式会社Daiで働くことになったとしましょう。
Daiでは、出社を前提としないフルリモートの「コーラルワーク」を実施しています。
日本全国から働けるため、2人がDaiで働く場合も、それぞれの場所から仕事をスタートします。
仕事をする場所が変われば、必要になる環境も変わります。
Daiでは、コーラルワーク手当や通信費補助、デバイス補助、備品購入制度など、離れた場所で働くための制度も用意しています。
さらに、原則として残業は禁止。勤務中に私用で仕事を離れる「中抜け」もできるため、仕事だけで一日を埋めるのではなく、それぞれの生活と組み合わせながら働けます。
ここまで2人の働き方を見てきて、少し不思議に思いませんか。
Daiで働く2人を、「リモートワークさん」と呼んでも「テレワークさん」と呼んでも、どちらでも違和感がないような気がします。
それは、2人の一日を決めているのが呼び方ではないからです。
「リモートワーク」「テレワーク」という名前より、こうした会社の仕組みのほうが、実際の一日に大きく関わっています。
仕事を探すときも、求人に書かれた言葉だけではなく、その先にある実際の働き方まで見てみると、自分がそこで働く姿をイメージしやすくなるでしょう。
リモートワークさんもテレワークさんも、Daiの仕事を見てみよう
リモートワークさんとテレワークさんを比べながら、それぞれの言葉の違いを見てきました。
最初は別々の名前だった2人も、ここまでくると、どちらがどちらだったかはあまり気にならなくなってきたかもしれません。
もし「こんなふうに場所にとらわれず働いてみたい」と感じたら、次は仕事内容にも目を向けてみましょう。
Daiでは、さまざまな職種の仲間がそれぞれの場所から働いています。
どんな仕事があり、どんな人を募集しているのか。気になる方は、現在募集中の求人をのぞいてみてください。
